適度な不安は犯罪被害への予防策!
昨年の県政世論調査では,日頃不安を感じている犯罪について「空き巣などの侵入犯罪」が6割を超え,依然として「身近な犯罪」に不安を感じる県民の方が多い結果でした。
しかし,侵入犯罪(侵入強盗・侵入窃盗・住居侵入)を犯罪統計から見てみると,認知件数は15年間でなんと8割以上も減少し,検挙率は15.4ポイント向上しています。
侵入者は,近所の人に声をかけられたり,侵入に時間がかかったりすれば,犯行を諦める傾向にあります。地域住民の方々がみずから安全に対する意識を高め,地域ぐるみのコミュニティを確保し,それらで充足できない部分を防犯設備で補完すれば,被害を最小限に防ぐことができます。
実際の防犯性能に見合わない安心感は,心に隙をつくり,たちまち犯罪企図者の餌食になります。
過剰な不安は,ストレスになりますが,適度な不安は犯罪被害への予防策となり,あなた自身を守ります。
広島県警察本部
生活安全総務課
082-228-0110